摩擦攪拌接合(FSW)


我々は常に技術革新を目指して動いており、お客様のニーズに合った部品の製作に全力を注いでおります。この度、我々は兼ねてよりお取引をさせて頂いております、芝浦機械様(旧東芝機械様)と共同で摩擦攪拌接合の案件を対応させて頂いた経緯から、技術導入するに至りました。 また弊社の保有する設備からも、摩擦攪拌接合に適した高剛性の機械を多く保有している点も技術導入を後押ししております。


この接合技術は、英国のTWI(The Welding Institute)によって開発された技術です。 先端に突起のある円筒状の工具を回転させながら、強い力で押し付けることで、突起部を接合させる部材(母材)の接合部に貫入させます。これによって摩擦熱を発生させ、母材を軟化させるとともに、工具の回転力によって接合部周辺を塑性流動させて練り混ぜることで、複数の部材を一体化させる接合法のことです。

メリット

・母材の強度低下が起きにくい
・母材以外の素材を用いずに接合可能
・溶接に比べて熱が少ないため、材料の変形や歪みが小さい(融点以下の低温で接合可能)
・異材種の接合が可能
・ガス、煙、スパッタ、プラズマなどの放出がない



熱影響の少ない異材接合!

我々は異材種の接合を実現できます! ※ただし、経験の少ない材質同士の接合については事前テストが必要です。

加工メーカだからこそわかる専用工具の作り方!

摩擦攪拌接合の要である工具も、多品種少量加工が得意な弊社で自作致します。 ご要望の形状がございましたら、ご相談ください!

より強固で密閉性の高い構造部品が製作できます!

これまでは、密閉構造は溶接やボルト締結(シリコン、ボンドで隙間を埋める)や、3Dプリンター等の方法で製作されてきました。それぞれに長所・短所がありますが、これに摩擦攪拌接合を加えることで、金額や接合強度でバランスの取れた提案が可能となりました。

安心の品質チェック!

皆様の理想とする部品イメージを共有し、サンプル品等の製作のお手伝いをさせて頂きます。さらに接合材料の材料評価もご相談に応じて対応が可能です。 実際に弊社で接合した材料を試験してみました!!

共同研究により技術革新を求めるあなたへ!

今後は積極的にマルチマテリアル実現に向けたサンプル製作や産学官連携にも積極的に参画させて頂ければと考えております。 自社だけでスピード感をもってマルチマテリアル実現するには限界があります。 是非とも皆様のお力添えで、一緒になって日本の産業界を盛り上げていけたら幸いです。

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